葬儀社選びのポイント

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葬儀社選びのポイント

ひと昔まえのお葬式は、地域共同体で執り行ってきました。村の中で不幸が起きると、その家族は喪に服し、共同体の成員が葬儀を進めてきたわけですね。家族は喪に服すことで、死別の悲しむに向き合うことに専念することができました。ところが、現代では、葬儀を進めるのも喪主、喪に服すのも喪主。地域のかかわりが希薄になってしまったために、すべてを喪主や遺族で背負い込まなければなりません。明治以降、近代化に伴い都市部から葬儀の代行業者が登場し、現代ではほぼ100%と言ってもいいでしょう、葬儀社なしに死者を葬り、弔うことはできない社会になっています。私たちにとって、頼れる先は葬儀社なのです。いい葬儀社に出会えば、いいお葬式ができる。悪い葬儀社に出会えば、悪いお葬式になる。それくらい、葬儀社のお葬式への影響力は大きなものになっています。みなさまが素敵な葬儀社に出会えて、納得のいくお葬式ができるように、専門的なアドバイスをさせていただきます。

ポイント1)自社斎場を持っている? 持っていない?

「葬儀社」と一言で言っても、その業態は実に多様です。老舗系、互助会系、農協系、ベンチャー系とさまざまです。

しかし何より、その葬儀社が自社斎場を持っているかどうかをまずは確認しましょう。これは決して自社斎場を保有している葬儀社の方が優れているというわけではありませんし、必ずしも自社斎場を使用しなければならないというわけではありません。しかし、斎場の有無で、企業としての大きさを測ることはできます。

ちなみに、地方や郊外では商圏内のほとんどの葬儀社が自社斎場を保有しているでしょう。都心部では、自社斎場を保有していない中小の葬儀社が無数にあります。これらの場合は公営斎場や寺院斎場などを借りて、お葬式をします。

どちらが安いかは比較できません。貸し斎場を利用する場合は当然、利用料が発生しますが、葬儀社の斎場を利用する場合も、葬儀社は経費として維持費が発生しているわけですから、その分を回収しようとしますし、稼働率を上げるために、自分のところで施行するように勧めてきます。家の近くの貸し斎場ではなく、少し遠い葬儀社の斎場を利用するというのはよく聞く話ですが、そのあたりは葬儀社の口車に乗せられずに、冷静に見極めましょう。

ポイント2)葬儀社の種類を把握する

一言に葬儀社と言っても、主に次の4つに分けることができます。

1.葬儀専門業者
葬儀の施行請負だけを事業としている葬儀社です。全国にある葬儀社のうちの8割近くはこれに該当すると言われています。昔から町にあるような葬儀社の大半はこれに当たります。家族経営や少人数経営が特徴で、また最近では、1人や2人という少人数で開業する零細の葬儀社も、都市部では多くあるようです。これらの葬儀社は式場や、祭壇や、司会者など、ほとんどをアウトソーシング(外注)でお葬式を執り行います。

2.互助会系
互助会とは正式には「冠婚葬祭互助会」と呼びます。経済産業省に認可を受けた業者が「割賦販売法」という法律に則って経営しています。互助会系の最大の特徴は掛け金です。月々数千円を事前に積立し、業者はこの掛け金を運用して会館設備などに先行投資をしていきます。トラブルが多いのは、この掛け金の満額だけで葬儀ができるかと思っていたらそうではないこと、解約を申し込んでも受理してくれない、解約手数料を多くとられるなどで、訴訟問題に発展しているケースもあります。互助会との契約は、くれぐれも慎重に行いましょう。

3.農協系(JA系)
JA(むかしの農協)って葬儀屋さんなの?って思われる方も多いですよね。JAはもともと農家向けの販売や、融資や、貯蓄の事業をしてきた相互扶助の協同組合だったのですが、収益化に舵を切って葬儀事業に進出しています。中には株式会社化したところもありますね。JA会員は安く利用できますし、他にも生協(コープ)や漁協(JF)などの協同組合も葬儀事業を展開しています。

4.ネットベンチャー系
インターネットで葬儀を依頼する方も増えているみたいですが、気をつけなければならないのは、それらの多くは「葬儀社」ではなくて「葬儀紹介業者」であるということです。ですから、結局はお住いの地域の提携葬儀社が駆けつけてきます。料金体系などは独自のものを採用するようにしているために安心できるでしょうが、葬儀社の指定はできませんし、サービス内容のクオリティはとても不安定なようです。

ポイント3)地域の評判を参考にする

インターネットが普及して、ワールドワイドに情報が取集できる世の中になったものの、葬儀はいまだに地域の葬儀社が執り行うことの方が圧倒的に多いです。先ほども述べましたが、たとえば、インターネットで葬儀を依頼したとします。コールセンターはあなたのお住いの地域の葬儀社に連絡して、あなたのもとに駆けつけるのです。ですから、もしあなたの親戚や友人や知人で、同じ地域にお住まいの方がいて、その葬儀社を利用したことがあるのならば、ぜひとも話を聞いてみましょう。できれば喪主を務めた方の評判を聞きたいところです。社員の対応、会館の充実度、金額の大小など、実際にお葬式を執り行った人の声は説得力があります。また、もし自分が誰かの葬儀に参列するために会館を訪れた際には、意識的に見回してみましょう。そういった、喪主の、参列者の評判が積もっていって、地域の評判は固定化されていきます。

ポイント4)事前相談や見学会に足を運ぶ

もしもお葬式について考える時間の余裕があるのなら、まずは「ここがいいかなあ」と気になる葬儀社を訪ねてみましょう。

「会館はきれいだけど、スタッフの対応がよくなかった」
「家から近くていいのだけど、中の設備が不十分だった」

などなど、あとから聞くこういった後悔は枚挙にいとまがありません。もちろん、時間がなくて忙しい方や、足を運ぶのは気がひけるという方は、電話やインターネットや資料請求でも構わないでしょう。

でも、一番いいのは、現地を見学させてもらうことです。 自分たちの大切な家族のお葬式を、どのような場所でどのように執り行うのかを、予めイメージできるのとできないのとでは、いざお葬式に望んだ時のストレスが格段に違います。

また、実際に葬儀社の社員と直に会話をするのもとても大切なことです。お葬式で大事な要素は、会館や祭壇などではなく、「人」です。人というのは、家族、親族、参列者、寺院、だけでなく、葬儀社の担当者も含まれるものだと思います。事前相談に対応してくれた社員が葬儀の担当者になるかどうかは分かりませんが、社員の人柄を見極めることは、葬儀社全体のクオリティを評価する基準の一つになります。

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